店内は夕飯時のわりに空いていたが、彼女達にとってはむしろ好都合だった。

店主:オーウ、新シイギルドノ面々カ!何ニスル?

彼女達を迎えたのは、羽ばたく蝶亭の女店主だった。


プリ:な、なんか濃ゆい人が…

モンク:ぞわわ

店主:人ヲ見タ目デ判断スルナ!焼肉焼イテモ家焼クナ!ワカッタネ?

プリ:う、うん…。とりあえず世界樹丼二つ…で、いいよねモンクちゃん!

モンク:こくこく

店主:ハイ了解シマシター!



プリ:なかなか流行らない訳が分かった気がする…

モンク:…早く出たい

プリ:も、もうすこしの辛抱よ、モンクちゃん!

モンク:こくり




店主:ヘイオマチー!美味シイ美味シイ世界樹丼ダヨー!

プリ:あ、ありがとうございます…。

店主:タクサン食ベテ大キクナリナー!

プリ:は、はぁ…

モンク:もぐ

プリ:もぐもぐ

モンク:もぐもぐもぐ

プリ:ごくん

モンク:美味しい…

プリ:うん…美味しい。



プリ:常連さんの気持ちも分かった気がするね…

モンク:こくり

プリ:あたし、これなら時々来てもいいかな…?

モンク:ぶんぶんぶんぶん!!

プリ:あは、モンクちゃんがそこまで主張するなんて初めてかも!

プリ:わかった、これからは宿で済ませることにしよっか?

モンク:…こくり。

プリ:ん、りょーかいっ。


そして一行は羽ばたく蝶亭をあとにしたのだった。

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