せかいじゅっ!第4話
2011年9月2日 せかいじゅ!FOEの追撃もモンクのおかげで難なく振り切り、樹海攻略をすすめるプリンセスたち。
そんな彼女たちの前にお騒がせパイレーツ、パイが現れた!
とりあえず、三人は樹海内にある休息ポイントでテントを張った。
テントなどプリンセス一行が持っているわけがないので、もちろんパイの持ち出しだった。
テントを出してもらった立場なので、遠慮がちになるプリンセス。
モンク:プリンセス、飲まれてはだめ。
プリ:う、うん…わかってる。
恐る恐るパイに話しかけるプリンセス。
プリ:で、ね、パイ…さん。
パイ:パ、イ、でいいって!
手をひらひら振りながら、気さくに返すパイ。手にはいつのまにか非常食らしきものが握られている。もふもふと口を動かしながら、プリンセスの方へ向き直った。
プリ:あ、はいぃ…パイ…さん。
パイ:ふぁーい、なあに?
もふもふ、っていう感じが美味しそうだな、とプリンセスは思った。
プリ:パイさんは、どうして樹海に来たの?
パイ:ふーむ、難しい質問ね。話すと長くなるわよ…?
モンク:なら良い
パイ:ちょーーっとちょっとちょっと!!冷たくなーい!?
プリ:短く簡潔にお願いします!
パイ:ん、お金!
プリ&モンク:…
彼女の回答が予想以上にお約束だったため、思わず二人は閉口した。
プリ:あたし、こんな(自分に)正直な人に会ったことない…。
モンク:なかなかいない。
パイ:なによー、そっちから聞いたくせに。
プリ:そ、そうだけどさ!もっとなんかあるのかな!って思って!
パイ:なーによー、そっちが短く簡潔にーなんて言うからよ?
そのとおりだが、短すぎるし、簡潔すぎて完結してしまったな、とよくわからないことをプリンセスは考えていた。
プリ:で、でもでも、樹海でお金稼ぐって結構キケンだよ!?パイくらいにアレだったら海でアレしてお金稼いだりできるんじゃない!?
パイ:「アレ」の意味がわかんないけど大体わかったわ。
彼女はあのね、と前置きし、軽く息を吸い込んだ。
パイ:…アタシ、ダメなのよ。
プリ:なにが?
パイ:ふねが。
プリ:いやいやいやいやいや!!!
ちょっと時間くださいね!!と言い放ち、モンクと二人テントを離れるプリンセス。
モンク:…
プリ(どうしようモンクちゃんあたしもうダメこんなお約束が服着て…あ、でも露出多いからそれほど服着てないか、いやそうじゃなくて!もう無理!話してられない!間がもたないよぅ…)
モンク(…プリンセスが本当に困ってる…。もう少し見ていたいけど、わかった。私に任せて。)
プリ(お願いね!モンクちゃん!多少あなたの性癖が気になるけど!!)
モンク:パイ
パイ:はい?
モンク:あなたの力量を図りたい。使えるスキルは?
パイ:アタシを試そうってワケ?
モンク:こくり
パイ:我流の剣術MAX!!
モンク:…だけ?
パイ:追撃スキルもひと通り覚えたわ。ただ、パーティがなかなか一つに決まらないからどれも少しずつね。
それは自業自得なんじゃ…とプリンセスは思ったが、もちろん口には出さなかった。
モンク:承知した。なら、あなたが決めていい。
パイ:どういうこと?
モンク:見ての通り私はモンクで、彼女はプリンセス。つまり攻撃の得意なジョブとは言い難い。それでもあなたが自分のスキルを活かせると思ったならば、それはパーティにとってのレベルアップを意味するかもしれない。
プリ:はー、それもそうだね、さっすがモンクちゃん!やっぱりモンクちゃんはあったまいーね!
モンク:ちゃんとプリンセスも強くなるの。
プリ:う゛!は、はい…。
モンク:まずは前衛を私とプリンセスがやる。パイは後衛をお願い。
パイ:いいわよん。っていうかアンタがリーダーなんじゃなかったの…?
プリ:あたしはベンチウォーマー!!
パイ:自分で言わないでよね…。
そんな彼女たちの前にお騒がせパイレーツ、パイが現れた!
とりあえず、三人は樹海内にある休息ポイントでテントを張った。
テントなどプリンセス一行が持っているわけがないので、もちろんパイの持ち出しだった。
テントを出してもらった立場なので、遠慮がちになるプリンセス。
モンク:プリンセス、飲まれてはだめ。
プリ:う、うん…わかってる。
恐る恐るパイに話しかけるプリンセス。
プリ:で、ね、パイ…さん。
パイ:パ、イ、でいいって!
手をひらひら振りながら、気さくに返すパイ。手にはいつのまにか非常食らしきものが握られている。もふもふと口を動かしながら、プリンセスの方へ向き直った。
プリ:あ、はいぃ…パイ…さん。
パイ:ふぁーい、なあに?
もふもふ、っていう感じが美味しそうだな、とプリンセスは思った。
プリ:パイさんは、どうして樹海に来たの?
パイ:ふーむ、難しい質問ね。話すと長くなるわよ…?
モンク:なら良い
パイ:ちょーーっとちょっとちょっと!!冷たくなーい!?
プリ:短く簡潔にお願いします!
パイ:ん、お金!
プリ&モンク:…
彼女の回答が予想以上にお約束だったため、思わず二人は閉口した。
プリ:あたし、こんな(自分に)正直な人に会ったことない…。
モンク:なかなかいない。
パイ:なによー、そっちから聞いたくせに。
プリ:そ、そうだけどさ!もっとなんかあるのかな!って思って!
パイ:なーによー、そっちが短く簡潔にーなんて言うからよ?
そのとおりだが、短すぎるし、簡潔すぎて完結してしまったな、とよくわからないことをプリンセスは考えていた。
プリ:で、でもでも、樹海でお金稼ぐって結構キケンだよ!?パイくらいにアレだったら海でアレしてお金稼いだりできるんじゃない!?
パイ:「アレ」の意味がわかんないけど大体わかったわ。
彼女はあのね、と前置きし、軽く息を吸い込んだ。
パイ:…アタシ、ダメなのよ。
プリ:なにが?
パイ:ふねが。
プリ:いやいやいやいやいや!!!
ちょっと時間くださいね!!と言い放ち、モンクと二人テントを離れるプリンセス。
モンク:…
プリ(どうしようモンクちゃんあたしもうダメこんなお約束が服着て…あ、でも露出多いからそれほど服着てないか、いやそうじゃなくて!もう無理!話してられない!間がもたないよぅ…)
モンク(…プリンセスが本当に困ってる…。もう少し見ていたいけど、わかった。私に任せて。)
プリ(お願いね!モンクちゃん!多少あなたの性癖が気になるけど!!)
モンク:パイ
パイ:はい?
モンク:あなたの力量を図りたい。使えるスキルは?
パイ:アタシを試そうってワケ?
モンク:こくり
パイ:我流の剣術MAX!!
モンク:…だけ?
パイ:追撃スキルもひと通り覚えたわ。ただ、パーティがなかなか一つに決まらないからどれも少しずつね。
それは自業自得なんじゃ…とプリンセスは思ったが、もちろん口には出さなかった。
モンク:承知した。なら、あなたが決めていい。
パイ:どういうこと?
モンク:見ての通り私はモンクで、彼女はプリンセス。つまり攻撃の得意なジョブとは言い難い。それでもあなたが自分のスキルを活かせると思ったならば、それはパーティにとってのレベルアップを意味するかもしれない。
プリ:はー、それもそうだね、さっすがモンクちゃん!やっぱりモンクちゃんはあったまいーね!
モンク:ちゃんとプリンセスも強くなるの。
プリ:う゛!は、はい…。
モンク:まずは前衛を私とプリンセスがやる。パイは後衛をお願い。
パイ:いいわよん。っていうかアンタがリーダーなんじゃなかったの…?
プリ:あたしはベンチウォーマー!!
パイ:自分で言わないでよね…。
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