つづき

そもそも口パクには大きく分けて二つの種類が存在する。
すなわちパフォーマンスとしての口パクと歌うのが困難で口パクせざるをえない口パクである。

前者はPVやテレビ番組(録画)、口から音声が出ていないという意味では初音ミクなんかも延長線上ではここに入るかもしれない。そんなこと言ったら「生の声」とはなんなのかという話にもなるがここでは触れない。PVなんかは衣装替えしながら何本も撮ったのを切り貼りしなければならないため、口パクになるのも当然であるといえる。

後者はライブや生放送テレビ番組などで発覚したり、すでに発覚している口パクである。山○とかがコケてマイクスタンドぶっ倒したのに歌は平然と続いていたりとか、「人間の声も音の一つ(キリッ」というヤスタカ兄さんだとかがこれに該当する。またぱひゅーむに至っては歌うにしてもリアルタイムで声にエフェクトをかけているらしい。個人的には昔のジェニーはごきげんナナメとかを今のメンバーが歌うと感慨もひとしおなのだがそれはまた別の話。

おそらく友人Aが言いたいのは「普段は口パクでしか見れないのを高い金払って生で見に行くのにその生でさえ加工されたものだなんて」ということだと思う。

これはアーティストの方向性とも関わってくるが、聞かせる人と見せる人のどちらなのかが重要なのではないか。たとえばずずとかそこらの演歌歌手がライブで「へへ、録音でした」とか言ったらまず間違いなく暴動が起こるだろう。
だがぱひゅーむが口パクなのは全員承知の上なので、特に今更言われたところでなんともないだろう。さらにあーちゃんは結構アドリブをブッ込んでくるのでそれも楽しみのうちの一つだといえる。

究極好きか嫌いかって話になってしまうのだが、結局彼は「そういう音楽」が好きになれないというだけなのだ。口パクがどうとかというのは問題の本質ではない。

そして別の日、彼はまたこう言った。

つづく

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