いつもの真っ白できれいな封筒でとどくやつ
http://j-lyric.net/artist/a00839f/l0027f1.html


歌詞を見てくれればわかるんだが
というか聞いててふと思ってしまったんだが
むしろいままでなんで気づかなかったのかという

この歌、自分から別れを切り出した元彼女から長い月日が経過したのちに手紙が届いたらしいのだが、
どのような内容の手紙が届いたのか、その内容には全く触れられていない
何度も何度も元彼女から来た手紙を読み返しているにも関わらずである
さらに手紙から彼女の気持ちがホラ伝わるらしい
でも読み返すとその内容よりも元彼女との思い出がフラッシュバックするらしい

で、彼は何もなかったかのようにいつものように元彼女へ対するラブレターを書いているらしい

そこで考えてみたのだが
まず別れた相手に手紙を送る心境について

それを考えるために、
内容の方からまずはフォーカスしてみようと思う
女の方に復縁する気がないというのは彼の言い分「今更何を書いてるの無理なのに」という言葉からも推測できるだろう
ただ、男の方に常識があると仮定するのであれば、結婚や妊娠の報告ではないだろう
男は明らかに復縁したがっているからだ

元彼女が結婚報告を手紙で寄越した返事に復縁を迫る元彼氏、
うーん…ストーカー気質の予感しかしない。多くの国民に訴えかける歌の歌詞としては相応しくないように思えるため、この可能性は除外しよう。

やはりここは近況報告が一番可能性として高いのではないかと思う
その近況報告の内容はどのようなものなのか。
様々な側面からアプローチしていきたい。

まず男と女がお付き合いしていた時期の特定をしようと思う
過去から逆算するわけだ

お付き合いしていて、「坂道ややたら狭い道を君と一緒に歩く時期」はいつだろう、と思った結果、これが比喩的表現で無ければ、文字通り歩くのであれば小学生だろうと言いたいところだが、小学校の恋愛をここまでひきz…もとい、神格化できるとは思えない
やはり高校生、強いてあげるとすれば高校2年生だと思う
ないしは高校1年の後半から高校生活を共にしたか
多少の比喩表現はあれど、おそらく田舎の高校生活をほぼほぼ三年間ラブラブで過ごしたのだろう、それこそ自転車の二人乗りなんかしつつ、時には散歩しつつ
金などかけなくともただ二人でいられれば楽しい、そんなひと時をお過ごしになられたのだろう

そんな二人にも転機が訪れる
そう、別れである
ただし、どの転機で別れたのかは材料が足らないため追い詰めきれない。
だが、長い月日が経過したこと、恋には時効は無いのかな、という自分語りからも相当の年月が経っていることを感じさせる。
ちなみにこの曲は2004年ごろリリースされているが、当時の殺人罪の時効は最長で15年だった。
高校卒業を機に別れたと仮定すると、二人は33歳
大学卒業を機に別れたと仮定すると、二人は37歳
おっさんとおばさんだな、もういい年だ
少し罪状を軽くして強盗強姦罪で10年
これだと高校で別れても28歳、大学で別れても32歳
そのあたりで別れるのであれば進路の別や住む場所が遠距離になった程度で別れそうなものだ
ふむ、ちょっと現実味を帯びてきた

さて、遠回りをしたが
近況報告の中身についてだ

女の結婚報告が無いと仮定すると、あとは現時点でお付き合いしている彼の話か
仕事の話かその類かと思われる
ただ、その程度の話をわざわざ手紙にしたためて元彼氏に送り付けるか?ということだ
ということはあまり即時の返事を求めてはいないということなのだろうか
ふつう、手紙で寄越した内容について電話で返したりということはあまりないだろう
手紙で済む用件なのだから、手紙で返すのが筋というものだ

とにかく、女は手紙を書いた。
内容としては仕事の内容や愚痴、元彼氏が何をしているのかなどかと思われる

それを裏付ける歌詞が「いつかまた会ったなら互いに理想な人に」だ
この「なら」の前には「もし」が隠されている

そう、みんな高校生の時に習ったと思う、仮定法過去だ。
イフアイワラバー、アイクッフラインザスカーイってやつだ。

この文法は、出来もしないことを言って悦に入る(違)文法なので、
現実とはかけ離れていることを表すときに用いる
つまり、まだ二人は理想の人に出会っていないことがわかる。
また、それがお互い同士でないことも。
互いに理想な人に出会ったとき、ようやく若かりしころの思い出を優しく包めるのだから。

つまり、男には当然相手が居ない
が、女の方には影がチラついてるのではないか?
そして、今彼の愚痴やのろけ話が手紙に書かれているのではないか?
そしてその愚痴の部分に付け込もうとしていながらも、
自分では支えきれないと自覚しているが故に、ラブレターを書いては捨て、書いては捨てと葛藤しているのではないか?

ただ女の方としては新しい彼も出来たとは言え、所詮は他人。
元彼と比較し、また過去は多少美化されるためにどうしても過去の方がよく思えてしまっていたのではないか
その思いが高じて筆を執った、と

なるほど

なんとなくそれを感じて復縁を迫る男
もし復縁を迫られても手紙であるため、自分から送信した履歴は残らないことから、身の潔白を幾らでも証明できる女

女はただ自分の幸せを確認したかっただけかもしれなかったのに…

そんなわけで
女は近況報告しただけなのに、28にもなってラブレターを元彼女に送り付けようとする
少し幼稚な男の心情吐露を歌にした曲なのではないか、と思うようになった。
成長していないのは男だけ…寂しい歌だ

コメント

Ley
2015年2月24日20:53

基本、歌って歌詞の内容を深く考えないな~。
深く考えると賛同できなかったり気持ち悪く感じたりするから。w

藍
2015年2月24日23:13

この二人つき合ってたって発想がなかったや。

あき
2015年2月25日0:00

◇れいとん
こんなんばっかりじゃないとは思うんだけどねw
やっぱりアニソンしかないということか…

◇あいたぬぉ
あー。成る程ね、片想いだったとしてもそれを諦めたことが「自分が出した答え」だったわけか…思いもつかなかった!

D
2015年2月25日0:00

絞殺面白い

あき
2015年2月25日13:00

◆D

やっぱり付き合ってる方がしっくり来るんですよねえ
じゃなかったら男の性格が粘着過ぎちゃって素直に気持ち悪い路線に…

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索