やっと、見つけた…

「ナル…ト…?」

彼から預かったチャクラ刀を思わず強く握りしめた。
夢に現れた英雄がロウランを救ったなんて嘘。
あなたが私を救ってくれたんだよね。
ミナトさんの術で記憶を失ったなんて嘘。
全部言いたい。

でも、あなたは知らないね。
忘れちゃったもんね。



「?」

「このあたりで龍脈の乱れを感じました…。我々一族は龍脈の流れを感じる事が出来るんです。」

「へーーーーw姉ちゃんってばすげえってばよw」

姉ちゃん、かあ。20年前は私と同い年くらいだったのにね。

「なぁにデレデレしてんのっ…よっ!!」

「んぐッ」

「少し…昔話をしてもよろしいですか…?」

少しむせながら彼は頷いた。

「お、おう」

「むかしむかしのお話です。まだロウランが栄えていたときのお話。」

私は懐かしくてついついチャクラ刀を撫でていた。

「あれ?その刀…」

彼はしきりに腰のあたりを探していた。
その刀はここですよ、と言いたい。
大事に研ぎ過ぎて、相当小さくなっちゃったけれど。
私は彼に気づかれないよう、柄に刻まれた木の葉の紋を隠した。

コメント

nophoto
Karson
2011年5月25日1:41

BION I’m iemprsesd! Cool post!

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